2021年 資格課程 履修の手引き
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-72- 「小学校及び中学校の教諭の普通免許状に係る教育職員免許法の特例等に関する法律」(介護等体験特例法)の制定に伴い、1998(平成10)年度の入学者より小学校・中学校の教職免許状を取得する場合に、特別支援学校及び社会福祉施設において、7日間の介護等体験が義務付けられました。 -「介護等体験」の内容及び体験施設について- 文部科学省によると「介護等体験」の期間については、7日間を下らないこととし、特別支援学校2日間、社会福祉施設5日間とすることが望ましいとされています。「介護等体験」の内容は、「障害者、高齢者等に対する介護、介助のほか障害者等の話し相手、散歩の付添いなどの交流等の体験、あるいは掃除や洗濯といった、障害者等と直接接するわけではありませんが、受入施設の職員に必要とされる業務の補助など、介護等体験を行う者の知識・技能の程度、受入施設の種類、業務の内容、業務の状況等に応じ、幅広い体験が想定される」となっています。 「教員が個人の尊厳及び社会連帯の理念に関する認識を深めることの重要性と教員の資質向上及び学校教育の一層の充実を図る」観点から、特別支援学校、社会福祉施設における介護等体験をすることを目的とします。 1.介護等体験の手続きの概要1)介護等体験の申請手続き①介護等体験の説明会について 2年次11月頃(小学校1年次11月頃)に、介護等体験の概要及び諸手続きに関する説明会を行います。 説明会終了後、配付された「介護等体験申請書」を資格教育課程指導室まで提出してください。 ②介護等体験意志確認、面接等及び掲示・登録の確認について 2年次11月(予定)(小学校1年次11月頃)の説明会終了後、「介護等体験申請書」に基づき、所属学科において、教職への意志確認・介護等体験の基礎知識及び意欲等を面接等により確認します。 これらの手続きを経て学科より許可された学生を3年次(小学校2年次)の介護等体験許可者として、4月始業日に掲示しますので確認してください。 この掲示に記載された学生は、3年次4月に「教育実習Ⅰ(3年次)」(小学校は2年次4月に「教育実習(小)」)が自動登録されます。自動登録された科目はWeb履修登録画面に表示されますので各自必ず確認してください。(介護等体験は授業科目「教育実習Ⅰ(3年次)」(小学校は「教育実習(小)(2年次)」)の科目に含まれます。) ③介護等体験先、日程について 3年次4月(小学校2年次4月)に、大学から東京都教育委員会及び東京都社会福祉協議会に対して、介護等体験先を依頼します。その回答に基づき、体験先の学校・施設名及び体験日程を、3年次(小学校2年次)5月下旬~6月中旬(予定)に発表します。指定された介護等体験の日程の変更は認められません。 (注)上記の申込手続きを完了しない学生は、「介護等体験」に参加することができません。 2)介護等体験の実施時期・期間及び体験施設①実施時期・期間について(これ以外にオリエンテーションが入る場合があります。) 特別支援学校 3年次(小学校2年次)5月~3月 2日間 社会福祉施設 3年次(小学校2年次)8月~3月 5日間 計7日間 施設の受け入れ状況によっては、授業期間に介護等体験の日程が入ることがあります。 7介護等体験について

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