2021年 資格課程 履修の手引き
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-275- 日本語教員養成講座は、日本語を母語としない外国人等に日本語を教える人を育てることを目的としています。 日本語を教えるということは、日本語・日本文化の知識を伝えるばかりでなく、いろいろな文化の人々が共に生きる社会の形成に貢献するということです。 本学の日本語教員養成講座では、言語学・日本語教授法などに関する深い専門的知識を学びます。それと同時に現代社会に関する広い視野と知識を持つよう、さまざまな科目を履修します。 この講座を受講するみなさんには、文化の違いに対する興味と関心を持つこと、自己のよってたつ文化に対する誇りと他者の文化を尊重する意識を持つことを期待します。 この講座の授業は次のような内容によって構成されます。 ・ 世界のさまざまな国で多様な学習者が日本語を学んでいることに関心を持つための種々の情報。 ・ 日本語の使い方を外国人の立場に立って考え、日本人の発想について捉えなおしをする日本語教育学・言語学関係の科目。 ・ 日本語教育の現場を実際に見て考える学外の授業見学。 ・ 日本語学習者に対して実際に日本語指導を行う日本語教育実習。 そして、さらに興味を持つ人は都内の日本語学校などでのビジターセッションやスロベニアでの短期海外研修に参加することができます。 この講座の修了には3年間かかります。興味をお持ちの方は、2年次からでも受講可能ですが、ぜひ1年次から履修することをお勧めします。 1.日本語教員の資格 本学の日本語教員養成講座の所定の単位を修得すると、卒業時に「日本女子大学日本語教員養成講座修了証書」が授与されます。 2.ガイダンスおよび履修について 日本語教員養成講座を履修中、もしくは本年度から新たに履修しようとする2年次以上の学生は、毎年、2年次以上の始業日に日本語教員養成講座委員会が実施する「日本語教員養成講座履修ガイダンス」に必ず出席して、指導を受けてください。本年度「日本語教育実習」を履修する予定の学生は同日開催する事前指導に出席してください。 ただし、受講者多数の場合は受講を制限することがあります。 なお、科目等履修生として「日本語教育実習」を履修できるのは、本学卒業者、本学大学院修了者または本学大学院在学生に限ります。 人間社会学部の学生で、2020年度までに本講座科目に該当する科目で目白キャンパス開講の科目を履修することによって修得した単位は、特定の科目を除き人間社会学部の「所属学科又は所属学科以外の科目」として卒業要件単位に算入されます。 日本語教員養成講座 Ⅰ 日本語教員養成講座とは 日本語

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