2021年 資格課程 履修の手引き
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-258- 履修にあたって 司書は、図書館法に規定された図書館における専門的職員の資格です。その専門性は、図書館の利用者の要求に応じて、資料の収集や整理・分類を行い、各種の情報を確実に伝えていくところにあります。図書館法は、地方自治体が設立した図書館(公立図書館。一般には公共図書館)、一般社団・財団法人が設立した図書館(私立図書館)を対象としていますので、直接的には、これらの図書館の専門的職員の国家資格ということになります。一方、大学の図書館(大学図書館)や企業の図書館(専門図書館)では、専門的職員のための国家資格がないため、司書資格の取得をもって、図書館に関する知識・技能の目安とすることが多いです。したがって、いかなる図書館であれ、専門的に関わっていくための基礎的な資格という性格も実質的に併せ持っています。 図書館は、生涯学習の中核施設としてさらに機能していくことが求められます。図書館が機能していくことで、利用者が、自らの人格を高め、使命を見出し、全身全霊を尽くして前進(「信念徹底」)し、各自の創造的能力の尊重と開発に努める(「自発創生」)ようになります。そして、より良い社会をつくるための連帯感と協調を図る(「共同奉仕」)ことが可能になっていきます。 本学では、司書を得ようとする者のために、図書館法施行規則の規定に基づき、別記のとおり司書に関する科目を置きます。その方針は上記の理念・目的を実現するためのものであり、具体的には、図書館のあり方と意義を理解するための科目と、さまざまな媒体に存在する資料を整理し、探し出し、提供できるようにするための技能を習得するための科目を編成・提供します。 司書課程に関する連絡事項は、学修支援課、資格教育課程指導室の掲示板(百年館低層棟1階)またはJASMINE―Navi で通知します。 司書課程

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