2024年 大学院要覧
118/198

博士課程前期: 本研究科は,現代の人間と社会の問題を,多様な角度から批判的にとらえることができるだけでなく,学問的な知見をもって広く社会に貢献することのできる人材の養成を目的としており,専門性と学際性を併せ持つ,五つの個性ある専攻から構成されている。 この目的を達成するために,前期課程においては,第一に,歴史的に大学の社会的存在意義とされてきた学問研究について,それぞれの専門分野の基礎的な方法論を中心にしっかりと訓練し,研究者としての基礎的な実力をつける教育を行っている。第二に,近年大学院に要請されている,高度な専門性をもって実践現場に働く人材の養成を目指して,いわゆる「高度専門職業人」のみならず,各種NPOや地域社会の様々な分野で活躍しうる人材形成のために,理論と共にフィールドワークを含めた実践的な教育を行っている。 また,各種の資格取得を含め女性の生涯におけるキャリアアップの機会を提供している。 博士課程後期: 後期課程にあっては,より専門分化した,より高度なレベルの研究に従事しうる人材を養成する。ここでの研究には,純粋に理論的な研究に加えて,「実践現場で働く人々」としての経験の上にこそ成り立ちうる理論的・実践的研究も含まれる。独創性を持った研究者として自立し,研究を通して社会に貢献できる人材を養成するために,学会発表や論文の投稿を積極的に支援する。 人間社会研究科

元のページ  ../index.html#118

このブックを見る