(1) 論文審査手続き [修士論文] 〔2〕研究指導スケジュールと研究指導概要 A. 博士課程前期 博士課程前期においては,主査を中心に学内の指導教員が修士論文の完成まで指導を行う。修士論文執筆の能力を獲得するとともに学術情報の発信の実際を経験するために,学会・研究会等への積極的な参加が推奨される。また,その実践として,専攻内各発表会での報告を義務づける。[修士論文] (提出資格) 博士課程前期に在学し,専攻で認められた者。 (提出期限) 原則として1月末日 (中間発表) 6~7月 (提出書類) 修士論文・論文概要書各3部。 (論文の審査) 審査は指導教員を含む大学院担当教員が主査1名・副査2名以上で行う。 主査・副査は1月頃に決定する。 (最終試験) 最終試験は,学位論文の内容及びこれに関連ある専攻分野の知識について,試問の方法によって行う。試問は原則口頭によるが,筆頭試問を併せて行うことができる。口頭試問では,学位論文の内容について論理的に説明する表現力,円滑なコミュニケーション能力があるか,また歴史に関わる多様な史料について,情報収集能力,読解力,分析力が十分身に付けられているか,さらに現代世界の諸事象を歴史的に理解する力が備わっているかについても評価する。 (審査結果の判定) 学位論文の合否は,論文主査および副査による評価を踏まえ,専攻会議で審議して決定する。合否の判定に際して,専門知識,史料調査能力及び読解能力,客観的・論理的・体系的な思考力,さらにそれらを形にする構想力及び表現力を身につけているかを中心に,学位授与方針に基づく達成度を踏まえて評価する。専攻会議での決定と評価を受けて,課程修了の可否を,研究科委員会で審議し最終決定する。 (2) 論文審査基準 修士論文の審査及び最終試験の試問により,広い視野に立って精深な学識を修め,専攻分野における研究能力又は高度の専門性を要する職業等に必要な高度の能力を有しているかを審査する。 なお,修士論文は各研究科の学位論文審査基準(大学院要覧28頁以降参照)に従って審査される。 -99--85- ※上記は3月学位授与のケースであり,状況により内容及び時期等を変更する場合がある。年次1年次4月学位論文執筆ガイダンスへの参加。随時、指導教員に対して研究の進捗状況を報告し、研究指導を受ける。6月研究テーマ・内容の確認と決定。2年次6月修士論文発表会に向け,発表内容,発表方法等について指導を受ける。修士論文中間発表会で報告。9月~10月修士論文中間発表会で指摘された問題点等を踏まえて研究を深化・発展させる。2月修士論文の最終提出,口頭試問。内容・学位(修士・博士)論文執筆ガイダンスの実施。・指導教員1名,副指導教員2名の決定。・4月以降指導教員,副指導教員による修士論文執筆指導および研究指導。・2年生が行う修士論文中間発表会,最終報告会に参加し,研究方法や論文作成方法,発表方法等を習得させる。・学会・研究会への参加を奨励する。・修士論文中間発表会で問題点等を指摘し,指導する。・修士論文中間発表会で指摘された問題点等を踏まえた研究指導を行う。・修士論文審査委員会の設置。・修士論文審査の実施。・最終試験(口述試験)の実施(博士後期課程入学者・進学者の決定)。・修士論文の合否の判定。研究指導概要
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