2022年 大学院要覧
138/210

-136- (2) 論文審査基準 [修士論文] 修士論文の審査及び最終試験の試問により,広い視野に立って精深な学識を修め,専攻分野における研究能力又は高度の専門性を要する職業等に必要な高度の能力を有しているかを審査する。 なお,修士論文は各研究科の学位論文審査基準(大学院要覧p28以降参照)に従って審査される。 B. 博士課程後期 (1) 論文審査手続き [博士論文] <予備審査> (申請資格) 博士課程後期に在学し,必要な研究指導を受けた者。 (申請期限) 専攻の定めによる。 (提出書類) 専攻の定めによる。 年次内容研究指導概要1年次4月博士学位論文執筆ガイダンスガイダンスで博士論文提出までの行程と博士論文提出資格について説明をする。指導教員を決定する。4月以降指導教員を中心に博士論文執筆指導及び研究指導を行う。4月~特別研究博士論文の完成に向け、専攻教員全員による発表内容の吟味と批評、前期または後期少なくとも1回の発表を義務づける。心理学研究基礎領域、基礎関連領域の専任教員が心理学研究の講義・演習科目を開講し、各専門の学術知識を蓄積しながら、自分の研究を学外の学術雑誌に投稿する準備を行う。臨床心理学研究臨床領域の専任教員が臨床心理学研究の講義・演習科目を開講し、治療・援助に関するより高度な知識と実践力を身につけることができるようになる。2年次4月~特別研究博士論文の完成に向け、専攻教員全員による発表内容の吟味と批評、前期または後期少なくとも1回の発表を義務づける。心理学研究引き続き、基礎領域、基礎関連領域の専任教員が心理学研究の講義・演習科目を開講し、各専門の学術知識を蓄積しながら、自分の研究を学外の学術雑誌に投稿する準備を行う。臨床心理学研究臨床領域の専任教員が臨床心理学研究の講義・演習科目を開講し、治療・援助に関するより高度な知識と実践力を身につけることができるようになる。3年次4月~10月博士論文専攻内予備審査・専攻内予備審査会の設置・博士論文の骨格を専攻教員全員の前で示し、内容の吟味と批評を受ける。・その後、専攻内の審査を経て、研究科委員会に学位請求論文として提出する準備を行う。11月博士学位論文及び概要等の必要書類を提出・研究科委員会への博士論文の提出・研究科委員会の論文受理を経て、審査委員会の設置12月~1月審査委員会による公開審査・博士論文の審査・公開口頭発表と公開審査の実施2月~3月・研究科委員会における審査結果報告、学位授与審議・学位(博士)の授与・研究科委員会での審議を経て、博士学位授与の決定※上記は3月学位授与のケースであり、状況により内容及び時期等を変更する場合がある。研究者、実践者としての能力を高め、博士論文作成に向けて3年間を過ごすことになる。研究の目標としては、博士論文提出資格に到達すること、すなわち ①本学の博士課程後期を経た場合は、審査を経て掲載を認められた学会誌論文2編以上存在すること。本学以外の博士課程後期を経た場合及び博士課程後期を経ない場合は3編以上存在すること、 ②共著論文の場合は、ファーストオーサーであること、 ③臨床実習などの論文外に関しては別途定めた実績評価に沿うこと、を到達目標とし、指導を行う。それに向けて、前期または後期に少なくとも1回は中間報告を発表し、専攻教員全員が発表内容の吟味と批評を行う。その上で、学内外、国内外の学会・研究会活動に積極的に参加・関与し、研究者や実践家とのコミュニケーションを通して最新の理論と研究法に接する機会をもつよう働きかける。-136-

元のページ  ../index.html#138

このブックを見る