2022年 大学院要覧
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-119- 人間社会研究科 教育学専攻 博士課程前期では人間の生涯にわたる幅広い学習と教育の理論的・実証的な研究能力育成を目指している。そして,後期では研究者として自立する上で必要な研究能力育成を目指している。 本専攻は1994年4月に開設された。その前身は,1978年に設置された文学研究科教育学専攻修士課程,および1987年に設置された同博士課程である。その後,社会の変化や学問研究の発展等を踏まえた改革を重ね,今日に至っている。 生涯学習社会といわれる今日,本専攻では個人の生涯にわたる学習・教育の問題を,広く社会との関連において理論的・実証的に考究する。それとともに,現代の家庭・学校・地域社会・職場などが抱える教育問題のフィールドワークを通じて,理論的・実証的に追究するため,幅広く多様な講義,演習を用意している。 多様な学生の問題意識に応じ,各分野で活躍する専任教員が責任を持って指導に当たるとともに,学生の希望により,複数の教員による指導体制もとられている。また,現職社会人学生に配慮して,夜間および集中講義を開講している年度もある。 前期課程修了後は,学校や行政,企業の専門職などに進む者が多い。そして後期課程修了後は,大学教員をはじめ,研究職や教育専門職へと進む道が開かれている。 なお,基礎となる一種免許状を取得している者は,前期課程で必要単位修得後,専修教員免許状(幼稚園・小学校・中学校「社会」・高等学校「公民」)取得が可能である。 他大学院との単位互換や学生交流については,184頁から205頁に掲載する大学院学則第12条によりあらかじめ協議してある大学院との協定書を参照してほしい。 -119-

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