2022年 大学院要覧
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-99-〔2〕研究指導スケジュールと研究指導概要 A. 博士課程前期 (1) 論文審査手続き [修士論文] (提出資格) 博士課程前期に在学し,専攻で認められた者。 (提出期限) 原則として1月末日 (中間発表) 6~7月 (提出書類) 修士論文・論文概要書各3部。 (論文の審査) 審査は指導教員を含む大学院担当教員が主査1名・副査2名以上で行う。 主査・副査は1月頃に決定する。 (最終試験)) 最終試験は,学位論文の内容及びこれに関連ある専攻分野の知識について,試問の方法によって行う。試問は原則口頭によるが,筆頭試問を併せて行うことができる。口頭試問では,学位論文の内容について論理的に説明する表現力,円滑なコミュニケーション能力があるか,また歴史に関わる多様な史料について,情報収集能力,読解力,分析力が十分身に付けられているか,さらに現代世界の諸事象を歴史的に理解する力が備わっているかについても評価する。 (審査結果の判定) 学位論文の合否は,論文主査および副査による評価を踏まえ,専攻会議で審議して決定する。合否の判定に際して,専門知識,史料調査能力及び読解能力,客観的・論理的・体系的な思考力,さらにそれらを形にする構想力及び表現力を身につけているかを中心に,学位授与方針に基づく達成度を踏まえて評価する。専攻会議での決定と評価を受けて,課程修了の可否を,研究科委員会で審議し最終決定する。 (2) 論文審査基準 [修士論文] 修士論文の審査及び最終試験の試問により,広い視野に立って精深な学識を修め,専攻分野における研究能力又は高度の専門性を要する職業等に必要な高度の能力を有しているかを審査する。 なお,修士論文は各研究科の学位論文審査基準(大学院要覧p28以降参照)に従って審査される。 年次内容研究指導概要1年次4月学位論文執筆ガイダンスへの参加。・学位(修士・博士)論文執筆ガイダンスの実施。・指導教員1名,副指導教員2名の決定。・4月以降指導教員,副指導教員による修士論文執筆指導および研究指導。随時、指導教員に対して研究の進捗状況を報告し、研究指導を受ける。6月研究テーマ・内容の確認と決定。・2年生が行う修士論文中間発表会,最終報告会に参加し,研究方法や論文作成方法,発表方法等を習得させる。・学会・研究会への参加を奨励する。2年次6月修士論文発表会に向け,発表内容,発表方法等について指導を受ける。・修士論文中間発表会で問題点等を指摘し,指導する。修士論文中間発表会で報告。9月~10月修士論文中間発表会で指摘された問題点等を踏まえて研究を深化・発展させる。・修士論文中間発表会で指摘された問題点等を踏まえた研究指導を行う。2月修士論文の最終提出,口頭試問。・修士論文審査委員会の設置。・修士論文審査の実施。・最終試験(口述試験)の実施(博士後期課程入学者・進学者の決定)。・修士論文の合否の判定。年次内容研究指導概要1年次4月博士学位論文執筆ガイダンス。博士論文執筆ガイダンスの実施。研究指導体制・研究計画の確定。・指導教員1名,副指導教員2名の決定。・4月以降指導教員,副指導教員による博士論文執筆指導及び研究指導を行う。・履修(博士論文執筆)指導計画の策定。指導教員に対して,研究の進捗状況等を随時報告し,研究指導を受ける。・研究の進捗状況等の報告を随時受け,研究指導を行う。10月履修(博士論文執筆)指導計画の確認。・履修(博士論文)指導計画書の見直し。3月博士論文中間発表会参加。2年次4月~2月研究テーマ・内容の確認と決定。・博士論文執筆の進捗状況を確認し研究指導を行う。3月博士論文中間発表会参加。・博士論文中間発表会で問題点等を指摘及び指導する。3年次~6月博士論文専攻内予備審査。・予備審査会の設置。・博士論文の予備審査。・口述試験の実施。6月博士学位申請論文及び概要等の最終提出。研究科委員会博士学位論文受理。・研究科委員会への博士論文提出。・学位審査委員会の設置(主査1名,副査2名以上の承認)。1月~審査委員会における公開審査(公開口頭試問,最終試験の実施)。・博士論文の審査。・最終口述試験の実施。2月研究科委員会における審査結果報告,学位授与審議。・博士学位授与の決定。3月学位(博士)授与。史学専攻 研究指導スケジュールと研究指導概要【博士課程前期】博士課程前期においては,主査を中心に学内の指導教員が修士論文の完成まで指導を行う。修士論文執筆の能力を獲得するとともに学術情報の発信の実際を経験するために,学会・研究会等への積極的な参加が推奨される。また,その実践として,専攻内各発表会での報告を義務づける。※上記は3月学位授与のケースであり,状況により内容及び時期等を変更する場合がある。※上記は3月学位授与のケースであり,状況により内容及び時期等を変更する場合がある。【博士課程後期】博士論文の提出にあたっては,学会誌または大学院紀要などに掲載された論文を3編以上有すること,また学会誌掲載論文のうち1編は審査を経て認められた査読論文であることが基本的資格として課せられるため,研究情報発信の経験と知識を積むために学会・研究会等の機会への積極的参加は,博士課程前期に引き続き奨励される。博士課程前期と同様,指導教員を含む複数の指導教員による指導がなされる。なお,以下の論文指導スケジュールは,学生の専門分野や研究の進捗状況によって異なるため変動的である。指導教員による博士論文作成に関する指導,予備審査会における研究計画の承認や,博士論文中間発表会が毎年2回ずつ学生ごとに行われる。史学専攻 研究指導スケジュールと研究指導概要 -99-〔2〕研究指導スケジュールと研究指導概要 A. 博士課程前期 (1) 論文審査手続き [修士論文] (提出資格) 博士課程前期に在学し,専攻で認められた者。 (提出期限) 原則として1月末日 (中間発表) 6~7月 (提出書類) 修士論文・論文概要書各3部。 (論文の審査) 審査は指導教員を含む大学院担当教員が主査1名・副査2名以上で行う。 主査・副査は1月頃に決定する。 (最終試験)) 最終試験は,学位論文の内容及びこれに関連ある専攻分野の知識について,試問の方法によって行う。試問は原則口頭によるが,筆頭試問を併せて行うことができる。口頭試問では,学位論文の内容について論理的に説明する表現力,円滑なコミュニケーション能力があるか,また歴史に関わる多様な史料について,情報収集能力,読解力,分析力が十分身に付けられているか,さらに現代世界の諸事象を歴史的に理解する力が備わっているかについても評価する。 (審査結果の判定) 学位論文の合否は,論文主査および副査による評価を踏まえ,専攻会議で審議して決定する。合否の判定に際して,専門知識,史料調査能力及び読解能力,客観的・論理的・体系的な思考力,さらにそれらを形にする構想力及び表現力を身につけているかを中心に,学位授与方針に基づく達成度を踏まえて評価する。専攻会議での決定と評価を受けて,課程修了の可否を,研究科委員会で審議し最終決定する。 (2) 論文審査基準 [修士論文] 修士論文の審査及び最終試験の試問により,広い視野に立って精深な学識を修め,専攻分野における研究能力又は高度の専門性を要する職業等に必要な高度の能力を有しているかを審査する。 なお,修士論文は各研究科の学位論文審査基準(大学院要覧p28以降参照)に従って審査される。 -99-

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