2021年 履修の手引き
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-263- ① 家政経済の領域の中で、自分の興味あるテーマを見つけましょう。 ② 自分の興味のある専門書をたくさん読みましょう。 ③ 社会的関心を深めることで、積極的に学んでみましょう。 経済学は、企業や産業界の発展のためのものではなく、生活の視点から勉強してこそ 家政経済学科では身近な生活問題からグローバルな環境問題まで、経済学を基礎にし、家政学や政治学・法学、経営学など社会科学の知識を生かし、生活の視点から追究しています。 経済学は企業や産業界の発展のためでなく、男女を問わず、人が生活していくための社会的条件としての経済活動について理解を深めるためにこそ、勉強すべきととらえています。 現代の生活問題は「環境に負担をかけない暮らしをしたい」「女性も能力を発揮して働きたい」「家庭も仕事も大事にしたい」「誰もが安心して暮らせる地域社会をつくりたい」など、複合的で一つの学問では解決できません。幅広い学問を扱う家政経済学科は、このような問題を解決したい人に最適な学科といえるでしょう。 自分の将来やキャリアにつなげて学ぶ 大学生活や自分の将来の職業についてまだ漠然と考えている人にとっても、幅広く学べる家政経済学科はさまざまな可能性や夢の実現に向かって、ともに歩んでいくことができるところです。また、学科の特色として本学家政学部では唯一家庭科の教員免許だけでなく、社会/公民の教職免許を取得することができます。 家庭生活、職業生活、公共生活、それらを総合した「生活」は大人であれば誰にでも、いつでも、そして一生涯あるものです。しかし、女性にとっても男性にとっても“ワーク”と“ライフ”、そして“パブリック”はアンバランスであり、“幸せ”なくらしを実現する社会的条件はまだまだ不十分です。これらの問題に、女子大学にしかない家政学部にある社会科学系のこの学科で取り組んでみてください。 ① 経済・経営と公共・生活のコース選択 ゼミでは社会・経済問題をリアルタイムで把握できるように、理論に加えて社会調査の方法、統計の分析手法を学び、体系的に考える訓練をします。各ゼミは9人程度で、3年次に専門研究、4年次に卒論研究を行います。 ③ 個性が生きる少人数ゼミ 環境や福祉等の生活問題に取り組むNPO/NGOなどの市民組織について学習し、身近な地域やグローバルに活躍できる人材を育成しています。 経済に関する英語教育にもカを入れています。 ② 身近な地域から国際化を考える 家庭科・社会/公民の教職、消費生活アドバイザーなどに挑戦できます。 ④ 幅広いキャリア形成の可能性 専門教育 4つの特色 家政経済学科の専門教育 学 科 教 員 か ら の メ ッ セ ー ジ 基礎科目を共通に修得し、さらに個々の関心に応じて、より専門的な経済学を学ぶ経済・経営コースと、家庭生活・公共の問題を中心に学ぶ公共・生活コースに分かれます。 家政学部

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