2021年 履修の手引き
256/442

-254- 快適で、豊かさ、幸福感をもたらす被服設計をめざす 被服のデザインにおいては、素材を理解し、人体を生理学や人間工学の視点で探求することが出発点となり、さらに、被服に関する科学的、文化的視点も併せ持った総合的な知識が必要になります。 被服学科では、乳幼児から高齢者、障害を持つ人から健康な人、いろいろな環境に生きるさまざまな人が着用する「被服」を通して、快適で、豊かに、生活に彩りをもたらす被服の可能性を追求していきます。被服学は社会貢献にも生かされ、被服のユニバーサルデザインにまで応用されています。 そのため、被服学科では、被服の素材、文化、流通・消費に関する幅広いカリキュラムにより、科学的、文化的専門科目をバランスよく学んでいきます。 アパレル業界をはじめ、幅広い分野で活躍できる人材を育成する ファッションは人の心も産業・経済をも動かす重要な要素です。そのため、ファッション業界で活躍するためには幅広い知識と技術を身につけ、その基礎の上にたった柔軟な思考力と独創的な発想力を養っていく必要があります。 被服学科では、衣料管理士、繊維製品品質管理士(TES)やパターン検定など、繊維・ファッション業界必携の資格取得をサポートもしています。本学科で総合力を身につけた卒業生は、繊維・ファッション業界をはじめ、教育、研究、出版、マスコミ、金融などさまざまな分野で活躍しています。 また、中学・高校の教員(家庭)の教員免許を取得することもできます。 1年次 1年次開講の専門科目を履修し、幅広く被服について学んで ください。 2年次 材料・造形・衣環境・整理染色・美学・消費関係の各専門科目を 選択履修し、自分の学ぶ方向性を探っていきます。 3年次 所属ゼミを決定し、専門領域を深める時です。 4年次 4年間の集大成としての卒業論文を完成させてください。 履修のアドバイス 本学科のカリキュラムは、繊維ファッション業界に対応する構成で、材料・造形・衣環境・整理染色・美学・流通消費の分野を総合的に深く被服を学びます。 ① 衣服を総合的に学ぶカリキュラム 理論と実践をバランスよく習得することで、乳幼児から高齢者、障害者などすべての人と、被災地域や宇宙に至るあらゆる環境下での快適性を追求したユニバーサルな被服設計のための応用力を養います。 ③ 応用力を養う実践的授業構成 所定単位を学ぶことで繊維製品の生産、流通および消費全般に関わる仕事上必要な知識を習得したことを証明する衣料管理士(TA)の資格を取得し、プロとして活躍する人材を養成します。 ② 衣料管理士(TA)の養成 大学付属機関の生涯学習センター(LLC)と連携し、繊維製品品質管理士(TES)の対策講座を開設。繊維ファッション業界必携の資格取得をサポートします。 ④ 業界必携の資格取得をサポート 専門教育 4つの特色 被服学科の専門教育

元のページ  ../index.html#256

このブックを見る