2025年 履修の手引き
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□ -306- □□理念・目的□□食科学科の教育カリキュラムでは、「食」の魅力を多角的に発信できる専門家の育成を目指しています。健やかで豊かな暮らしに不可欠な「食」について、食文化から最先端テクノロジーまでの広い領域を網羅的に学び、食品の機能や栄養、調理操作やおいしさを科学的に理解することで、人生100年時代の「食」を切り拓く知識・科学技術を身につけます。□教育カリキュラムでは、まず化学を中心とした充実した基礎科目を学んだうえで、専門科目として、食品に含まれる成分とその機能特性について学ぶ「食品学系」、食品成分の物理化学的変化と食文化背景に基づく料理の科学的根拠を追求する「調理学系」、栄養と健康の関連性を紐解く「栄養学系」の各科目を三位一体で学修していきます。さらに、実際の食品会社での「商品開発」を学ぶ科目も多数開講されており、本学科独自の「食」に関する専門性が高められるようになっています。また豊富な実験・実習科目を通じて、講義科目で学ぶ「食」全般に関わる知識を基礎とした、さまざまな実験・研究技術も修得できるように構成されています。 食科学科では、「食」に関わる職業に広く対応できる教育を行っており、家庭科教育や食品・調理に関連する研究・開発などの領域で活躍できる基礎が学べます。取得できる資格としては該当科目の選択履修により、中学校・高等学校教諭一種免許状(家庭)、フードスペシャリスト(受験資格)、専門フードスペシャリスト(食品開発)(受験資格)、専門フードスペシャリスト(食品流通・サービス)(受験資格)などがあります。また、任用資格として、食品衛生管理者、食品衛生監視員が取得できます。 □将来の進路として、活躍の場は食品関係企業の食品開発・メニュー開発や品質管理、研究職のほか、中学校・高等学校の家庭科教員が挙げられます。また、伝統文化から最先端テクノロジーにわたる「食」の魅力を発信できる起業者、国内だけでなく海外を見据えたグローバルな未来の「食」を考える国際協力者としての活躍も期待できます。 食食□□科科□□学学□□科科□□□□

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