2025年 履修の手引き
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□https://hc.jwu.ac.jp □□□□理念・目的□□学科の方針□カリキュラムの構成と特徴□現代は、グローバル化が進む一方、異文化の間で問題も生じている不確かな時代です。実は、文化とは、社会の余剰などではなく、社会を構築しているものです。文化を理解せずに社会の動きを理解することはできません。したがって、「文化」という観点から国内外の社会課題について考え、解決する力を養うことは、今日きわめて重要となっています。□「国際文化」とは、「地域文化」「芸術文化」を全て包括するものですが、国際文化学科では、世界の多様な言語や文化を学ぶにあたって、海外留学や国内研修といった「脱教室・脱キャンパス型」のプログラム(「スタディ・アブロード・プログラム」と「実践プログラム」)で実際に体験し、さらにそれを英語や□□□も用いて発信していきます。こうして「国際力」「実践力」「発信力」を身につけることで、国境やジェンダー格差といった「境界」だけではなく、自分の「限界」をも超えようとする「越境力」を育んでいくのです。□国際文化学科では、学生の皆さんが国際的な視点から文化や社会の問題を考え、領域横断的・「越境的」な思考を身につけられるよう、教育を行っていきます。具体的な教育の目標は以下の通りです。□□□ 多様な言語を修得したうえで、様々な地域・領域の文化を、複眼的・論理的・国際的な観点から理解することによって、既成の単一的な文化領域を超え「越境」する(=トランスカルチャーの)視座を身につける。□□□ 教室外でのプログラムを通して得た実践的な知と専門的な知識とを結びつけ、「文化」という観点から国内外の社会課題に、他者と協力しながら取り組むことができる。□□□ 実践的な取り組みの成果を言語化し、□□□も用いて発信するために必要な論理的思考力やスキル、コミュニケーション能力を身につける。□国際文化学科では、こうした能力と専門性をもって、新たな文化の創造に積極的に取り組む人材を育成していきます。□国際文化学科のカリキュラムは、大きく□つに分けることができます。第一の科目群は、本学学生が学部学科を問わず履修する科目・科目群で、「教養特別講義」「□□□キャリア科目」「□□□社会連携科目」「基礎科目」「教養科目」からなります。この「基礎科目」の中の「外国語」に関して、国際文化学科の学生は、英語(「プレゼンテーション・イングリッシュ□及び□」「アクティヴ・イングリッシュ□及び□」)が必修であり、それに加えて「選択英語」から□単位、ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語のうち1つの言語から16単位が選択必修となっています。□第二の科目群は、国際文化学科の学生が履修する「学科科目」です。この科目群は、言語を媒体として人文科学を横断的に修得することで、広い視野から日本と世界を見つめる力を身につけ、実践・体験を通して豊かな想像力、深い洞察力を磨き、外国語能力の向上を図り、国際社会で活躍できる人材を育むことを目的として設置されています。学科科目は、教室での講義・演習と、海外研修などを並行させて□年次より進める点に特徴があり、「導入科目」「アカデミック・トレーニング科目」「実践トレーニング科目」「卒業研究」「世界と自己を知るための科目」の□つの科目群からなります。□□年次は、「導入科目」の□科目を必修とします。一つは、国際文化学科での学びの概論にあたる「国際文化基礎論」で、いま一つは、「スタディ・アブロード・プログラム」です。国際文化学科の特徴的なプログラムである「スタディ・アブロード・プログラム」は、事前学修を経た後、欧米・アジアなどの7つの地域で□週間程度の様々な異文化体験、国際交流の現場研修、外国語学修を行い、本学科の基本コンセプトである「越境」を経験します。さらに、事後学修により振り返りを行うことで、帰国後の学修デザインの動機づけを行います。□「アカデミック・トレーニング科目」も、□年次よりスタートします。この科目群は、人文科学系の問題設定の仕方、資料・情報検-286- □□国国□□□□際際□□□□文文化化学学科科□□

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