2023年 履修の手引き
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-354- 学生が、文化の諸現象や諸問題について総合的に理解する能力を習得し、知性と感性に磨きをかけ、国際的な視野をもって社会で活躍できる能力、ユニークなものへチャレンジする創造的能力を養成することを目的にしています。 文化学科は、単なる知識の収集にとどまらず、異なる文化が生まれてくる背景を考えながら、他民族、他国、他者の文化を掘り下げて理解し、併せて自分の国や地域の文化に対する認識も深めることを方針としています。 1年次では外国語とともに文化学の基礎を様々な分野から広く学び、2年次以降、地域文化コース、視覚文化コース、比較文化コースに分かれて、授業の専門性を一層高めていきます。 1.上記の方針のもとに、文化学の基礎を構成する外国語科目などの基本科目(2020年度入学者まで)あるいは基礎科目(2021年 度入学者より)と、各分野にわたる学科専門科目および関連選択科目が開設されています。カリキュラムは、1~2年次で基本科 目(2020年度入学者まで)あるいは基礎科目(2021年度入学者より)や学科専門科目および関連選択科目を履修し、3年次から 「文化学演習Ⅱ」を中心に、その他の専門科目などを履修しながら卒業研究を準備できるように構成されています。 2.カリキュラムの特徴は、学生がそれぞれの関心と目的に応じてコース(地域文化、視覚文化、比較文化の3コース)を選択し、 主体的にカリキュラムを作成できることです。 3.学生は、1年次において文化学の基礎となる科目と大学生として必要な知識・教養・判断力を養う科目を学びながら、コースを選ぶ準備をします。2年次以降、「文化学演習Ⅰ・Ⅱ」などの授業で教員の指導を得ながら、そのコースを中心に各自の関心と目的に合わせて履修カリキュラムを作成します。(詳しくは【履修の方法】を参照) ○○地地域域文文化化ココーースス 地域文化コースでは、それぞれ特有の歴史と文化を持つ地域(英米文化圏、ドイツ文化圏、フランス文化圏、イタリア文化圏、中 国文化圏、韓国文化圏、東南アジア文化圏、日本文化圏)の様々な文化(文学、思想、歴史、社会)を学ぶことができます。学生は これらの地域から学んでみたい文化圏を選び、それに関する科目(「地域文化論」、「言葉と文化」、「社会と文化」など)を履修し、 その地域の文化について学びながら、各自が関心のある領域、研究したいテーマを見つけていきます。また、関連する他の文化圏の 科目や他のコースの科目をいくつか選択履修して、研究したいテーマをより広く深めて、卒業研究を準備します。最後に、研究可能 なテーマを参考として挙げておきます:文学(小説、詩、童話、民話、旅行記など)、思想、宗教、都市の歴史、演劇、オペラ、映 画、教育、家族、ジェンダー、エスニシティー、生活風俗、旅、観光、モード、食文化。 ○○視視覚覚文文化化ココーースス 視覚文化コースは、視覚的に表現されたものや、その概念について学ぶコースで、美学、芸術学、日本美術史、西洋美術史、芸術 史、民俗学、考古学などのほか、建築や映画、あるいは消費社会のなかの表象、つまりファッション、商業写真、漫画、アニメなど も研究の対象として取り上げます。それらが歴史や社会のなかでどのように機能してきたか、なぜそのような表象が登場し、どのよ https://hc.jwu.ac.jp 理念・目的文文化化学学科科 学科の方針カリキュラムの構成と特徴各コースの特徴

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