2023年 履修の手引き
310/420

-308- 現代社会学科の理念は、激動する現代社会を人間の視点から総合的かつ系統的に理解し、現代社会がはらむ諸問題を的確に把握することです。さらにその解決方法を構想できる、豊かな実践的能力の習得を目指しています。 この目的に即して、教育上の重点は以下の通りです。 (1)社会学、社会史、経済学、文化人類学、歴史学、スポーツ社会学などの社会諸科学の理論と方法を学び、現代社会を多角的に理解 する。 (2)個人、家族、企業というミクロな存在から、地域、民族、国家、環境、国際関係、グローバリゼーションなどのより広い領域に至るまで、社会内の諸問題を総合的な視座から学習する。 (3)社会調査や情報処理などのデータの収集と分析の技法を学習する。 (4)以上の学習を踏まえて、自らのテーマを設定し、高度の専門的な研究を行う。 本学科のカリキュラムは、基本科目(2020年度入学者まで)、基礎科目(2021年度入学者より)、学科専門科目、展開科目(2020年度入学者まで)、教養科目(2021年度入学者より)、自由選択科目の授業科目区分によって構成されています。また4年間の学習は、ジュニア段階(低学年)とシニア段階(高学年)の二段階に大別できます。 (1)基本科目(2020年度入学者まで)、基礎科目および学科専門科目(必修)(2021年度入学者より)は、専門的な学習のための基礎 的な科目群である。外国語演習Ⅱ、外国語科目と、基礎演習によって構成される。外国語科目の詳細については、2020年度入学者 まではP.148~、2021年度入学者よりはP.72~を参照のこと。 (2)学科専門科目は、専門的な学習の中核的科目群である。「演習・卒業論文」を中心に、「情報処理・調査技術」、「メディアと社会」、 「現代社会論」、「日本社会論」、「比較社会論」、「家族と生活」、「女性と労働」、「グローバリゼーションと社会」、「スポーツ・健康・社会」といった主題別科目群によって構成される。 (3)展開科目(2020年度入学者まで)および教養科目(2021年度入学者より)は教養のための科目群である。2020年度入学者まで はP.163~、2021年度入学者よりはP.84~を参照のこと。 (4)自由選択科目は、本学科または本学科以外の開講科目から自由に選択し、卒業に必要な単位に算入する。 (なお、一部の授業科目は履修が制限されている)。 4年間の学習内容の重点は以下の通りです。 まずジュニア段階では、 (1)基礎演習を中心に、現代社会への問題関心を養うとともに、基礎的な理論と研究技術を学習する。 (2)外国語演習、外国語を学習することによって、専門的な学習に必要な外国語能力を習得する。 (3)教養特別講義、展開科目(2020年度入学者まで)および教養科目(2021年度入学者より)を学習することによって、豊かな教養 を習得し、心身の健康を獲得する。 (4)学科専門科目を学習することによって、専門的な理論や技術の習得に着手する。 さらにシニア段階では、 (1)自らの問題関心に即して、学科専門科目の主題別科目群から選択し、多角的・系統的に、さらに専門的・応用的な学習を深める。 理念・目的現現代代社社会会学学科科 カリキュラムの構成と特徴

元のページ  ../index.html#310

このブックを見る