2023年 履修の手引き
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-1- 日本女子大学での学びかた本学は年、世紀の幕開けとともに創立され、総合的な教育を行う女子高等教育機関として最も長い歴史を持っています。創立者成瀬仁蔵はアメリカに留学し、「自発的教育」に感銘を受け本学を創立しました。建学の精神は女子を「人として、婦人(女性)として、国民として」教育することであり、教育の理念として「信念徹底」、「自発創生」、「共同奉仕」の三綱領を創立者は残しています。本学は現在もこの精神をしっかりと引き継ぎ、人格を高め個性を発揮して、国際人として貢献できる人材の育成に努めています。このような目標のもとに、創立当初から「教養特別講義」(旧「実践倫理」)として、人格の形成及び人間力の向上に資するとともに、女性のキャリア(生き方)形成への指針ともなる講義を行っています。大学のカリキュラムは、大きく分けて外国語及び基礎的な知識と幅広い教養を身につける基盤的な授業科目群と、専門領域の知識を習得するための授業科目群から構成されています。これに加えて資格関係の科目及び、本学ではJWUキャリア科目等将来のキャリアデザインの構築に指針を与える科目を置いています。どのような道に進むにも、社会から求められるのは幅広い教養に基づいた、創造的な理解力です。専門領域は多岐の分野から成り立っていますが、それぞれの講義は専門分野の研究を背景に持つ教員によって行われます。大学の講義はつの科目毎にその内容は広く奥深いものであり、学期間の授業だけではとても修得できるものではありません。講義科目で単位を取得するためには、授業時間外に授業時間の倍の予習や復習が要求されます。自分で調べた情報をもとに勉強するうちに、全体像が見えて興味が湧き、充実感を味わうことができます。自ら考察し、理解するための勉強が大切です。上述したように、創立者は「自発的教育」の実践形態として、「自念自動」、「自学自動」を奨めています。自ら考え学んで、実行するという意味です。そのためにも図書館を大いに利用してください。また年度から、オンラインによる新しい授業形態(遠隔授業)も開始しました。自身の計画をつくり、自主的な学びの形として、活用してください。幅広い教養と高い専門性を身につけ、自分で考えて問題を解決する力を培うこと、そして自分の考えを文章や口頭で表現する力を磨くことにより、自信を持って社会に羽ばたくことができます。新しい知識を吸収することを楽しむ姿勢、および自己を積極的に表現しようという意欲を、日々の学習の中で地道に育ててください。日本女子大学

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