2023年 履修の手引き
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-206- 食物学科が目指すのは、人間生活の根幹をなす食生活を通じて生活の質の向上に寄与できる人材の育成です。そのために、食品系・調理系・栄養系の各分野を学び、「食物を科学的に捉える力」、「食物により健康を増進する力」という複合的視点から社会に貢献できる知識と技能を身につける教育を行います。農学系の食品関係学科や医学系の看護保健学関係学科と共通の科目だけでなく、人間が栄養素を食品から効率よく摂取するための技術である調理学関連科目を加えることを特徴とし、「食」に関する総合的な能力を養います。また、本学科の教育は、自然科学の諸分野、特に化学と生物学を基盤としており、充実した実験・実習の授業を通じて科学的な態度と思考を身につけることができます。なお、食品にかかわる研究職等にも対応できるよう配慮されています。 食物学専攻では、食品に関わる職業に広く対応できる教育を行っており、家庭科教育や食品・調理関係の研究・開発などの領域で活躍できる基礎が学べます。資格としては、該当科目の選択履修により、中学・高校の家庭科の教育職員免許状(一種)とフードスペシャリスト受験資格を取得できます。また、食品衛生管理者と食品衛生監視員資格が任用資格として取得できます。 管理栄養士専攻では、管理栄養士として病院などの医療現場や老人保健施設等で活躍できるように、基礎医学や臨床栄養学に重点を置いています。また、公衆栄養行政に関わり保健所等に所属して地域で活動できるように公衆衛生学や公衆栄養学、※および新しい調理生産システムを用いて食事提供をマネジメントする給食経営管理論も充実した内容となっています。さらに、該当科目の履修により栄養教諭免許状(一種)を取得し、学校における食育の専門家になることも可能です。 ※これらを人々が実践できるように導く栄養教育論 https://unv.jwu.ac.jp/unv/academics/human_sciences_and_design/food/index.html 食物学専攻https://unv.jwu.ac.jp/unv/academics/human_sciences_and_design/nutrition/index.html 管理栄養士専攻 理念・目的 食食物物学学科科

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