実践プログラム西洋西洋ファッション研究

西洋ファッション研究西洋ファッション研究
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ここでしか得られない学びの Pick UPここでしか得られない学びの Pick UP

  • 現物資料から学ぶ、
    衣服を多角的に
    読み解く力

    化粧やアクセサリーを含むファッションを研究対象として捉え、知識と実践力を身につけるプログラムです。体験学修では、都内のファッション展覧会や神戸ファッション美術館で実物資料に触れ、事前学修で得た文献知識と結びつけながら理解を深めます。歴史的な衣服の現物を見る機会は貴重で、体験を通して「デザインする人」「作る人」「着る人」という三つの視点から衣服の魅力を総合的に読み解く力を育みます。

    “本物”が語る、時代のリアリティを体感する
  • 仲間と発見する、

    新しい視点の広がり

    神戸近郊での体験学修では、まず美術館で全体学修を行い、作品の背景や表現意図を学びます。その後、グループごとにファッションや美術関連の展覧会を自主的に選んで視察します。どの展示を訪れるか話し合う過程では、仲間の興味や視点に触れることで、自分にはなかった着眼点が生まれることもあります。「なぜ惹かれるのか」「どの要素が表現として働いているのか」と問いを持ちながら見ることで思考が深まり、観察力や視点の広がりへとつながります。

    服を“文化の言語”として読み解く
  • 体験から得た学びを
    次のステップへ

    事後授業では、グループごとに設定したテーマに沿って体験学修の成果を発表します。パワーポイントでの発表に慣れている学生も、個人の発表とグループ全体のテーマとの整合性を図るためには十分な話し合いが必要です。このプロセスを通じて、個人では見えなかった研究の広がりが生まれます。他グループの発表を聞き合い、互いに評価し合うことで、スキルや表現力、発信力を高め、学びを継続させる力や次のステップへの意欲も育まれます。

    見慣れた“流行”を歴史の地層から再発見する

獲得できる越境力

現物資料で
広がる、
学びの新しい視点

ファッション研究でも文献学修は基本ですが、美術館、博物館に実際に足を運び、現物資料を見ることで、書籍で学んだことを体験できることです。SNSでの情報だけでは絶対に辿り着くことのできない「越境」がここにあります。

私の未来が、動き出す瞬間VOICE挑戦と発見のストーリー。私の未来が、動き出す瞬間VOICE挑戦と発見のストーリー。

  • 神奈川県立 平塚中等教育学校 出身

    露木 優那さん

    露木 優那さん

    「好き」が動き出した瞬間

    可愛い服が好き。その気持ちだけで飛び込んだこのプログラムで、私は初めて「ファッションが生きている」と感じました。神戸ファッション美術館で、展示制作者さんがドレスの見せ方やマネキンの表情づくりまで語ってくれて、服って背景も含めて“表現”なんだと実感。緊張していた班の仲間ともすぐに打ち解け、学ぶ時間がどんどん楽しくなりました。実物を見ることで得られる発見が多く、展覧会に行ったときには学んだ知識が自然につながって、前より深く楽しめる自分に気づきました。「興味はあるけど不安…」という人こそチャンスです。知らない世界に一歩踏み出すだけで、あなたの「好き」がもっと動き出します。

  • 相模女子大学高等部 出身

    市野 帆香さん

    市野 帆香さん

    「知らない自分」に出会えた
    三日間

    服飾史に興味があったものの、本格的に学ぶ機会がなかった私にとって、このプログラムは“好き”を試せるチャンスでした。知識不足が心配だったけれど、本物を見たい気持ちが背中を押してくれました。実習では、学芸員さんの言葉とともに実際のドレスを間近で観察し、細部の美しさに圧倒されました。グループで訪れた北野異人館では、異国の雰囲気に触れ、服飾史の背景にある文化の広がりを実感。想像していたよりもずっと深い学びがありました。実習が終わる頃には、展覧会で作品を読み取れるようになり、制作年代を考えられる自分に驚きました。「興味はあるけど勇気が出ない」という人へ。最初の一歩は“好き”で大丈夫。挑戦した分だけ、自分の世界が広がります。

  • 東京都立向丘高等学校 出身

    日野 颯音さん

    日野 颯音さん

    見た瞬間、世界が広がった

    服が好き。──それだけで参加した私ですが、美術館で本物のドレスを見た瞬間、「ファッションってこんなに深いんだ」と衝撃を受けました。裏地のつくりや細かな装飾まで見えて、写真では気づけない発見ばかり。学芸員さんの話から、服がその時代の社会や文化とつながっていることを知り、ただ“きれい”と思って終わらない見方に変わりました。プログラムを通して、絵の中の服を見ても「この形はあの時代だ」と考えられるようになり、知識が少なかった不安も自信に変わりました。もし迷っているなら、知識ゼロでも大丈夫。実物を目の前にしたら、自然とワクワクが湧いてきます。知識がないのはハンデじゃなくてチャンス。新しい世界に出会う一歩になるはずです。

坂井 妙子 先生

担当教員坂井 妙子 先生

教員Message教員Message

“調べ抜く力”が未来を拓く―ファッション学の魅力

このプログラムで育てたいのは、「調べ抜き、まだ誰も気づいていないことを発見する喜び」です。これは卒業研究だけでなく、将来の仕事や人生を豊かにしてくれる力でもあります。指導では、一人ひとりの個性や役割を尊重し、自ら考えて動く姿勢を大切にしています。事前授業では西洋ファッションの歴史を学び、体験学修では歴史的衣服や現代資料を間近で観察。実物に向き合うことで理解が深まります。展覧会では細部まで丁寧に見ようとする学生の姿に、視点の確かさが育っていることを感じました。ファッションを通して社会や文化を学びたい人は、ぜひ参加してください。

越境Note学びの中にある「文化のかけら」をのぞいてみよう!

越境Noteちょっと異文化トリップ気分!

ビクトリア時代の
アフタヌーンティー

19世紀のイギリスで生まれたアフタヌーンティー。スコーンと紅茶を前に集う人々にとって、そこは「装い」を披露する小さな社交の舞台でもありました。軽食の場にふさわしい服装や色遣いの工夫は、中間層が育てた美意識を映す鏡となり、やがて欧米映画が描く華やかな衣装文化へと受け継がれていきます。優雅さの裏にある時代の価値観を読み解くことは、作品世界をより深く味わうための鍵にもなります。

プログラム概要情報

西洋ファッション研究

  • 担当教員

    坂井 妙子

  • 実習先

    東京都内の美術館および博物館、神戸ファッション美術館など

  • 費用

    2万円~10万円程度