実践プログラム他文化からの視線を追体験し、追体験し、他文化との他文化との接触・越境を再考する

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ここでしか得られない学びの Pick UPここでしか得られない学びの Pick UP

  • 八雲の足跡から日本文化

    追体験する学び

    小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が日本で体験し、感じ、考えたことを書いた『日本の面影』を事前に読み、鎌倉・出雲・松江で八雲が見た景色や寺社を実際に訪ねるプログラムです。八雲が明治の日本で何に心を動かされ、どのように理解しようとしたのかを、現地で自分の目と身体をとおしてたどります。文章で読んだ情景が、地域の自然や町並みに重なり、文章の向こう側にあった“八雲の視点”を立体的に感じられるのが、この学びの醍醐味です。

    “他者の眼”で日本を見る─視点を反転させる旅
  • 事前学習で深める
    「見る力」と文化理解

    このプログラムは単なるフィールドワークではなく、まず八雲の著作をとおして日本の思想や歴史的背景を学びます。そのうえで、外国人としての八雲の眼に、地域の景観や人々の暮らしがどのように映っていたのかを丁寧に理解します。事前に八雲と視点を共有しておくことで、現地を訪問した際に、同じものを見ても、見える風景が変わるのが大きな特徴です。

    文学と体験が交差する─言葉を“体で読む”
  • 日本文化を捉え直す
    「越境」の視点を育てる

    「海外で日本のことをうまく説明できなかった」という声を耳にするように、自国文化を理解することは越境の出発点でもあります。外国人である八雲の視点をたどり、日本文化の特徴が他の国・地域のひとびとにどのように受け止められてきたのかを知ることは、自分のルーツを見つめ直し、国際的な視野を育てる大切な学びにつながります。

    越境する思考を育てる─“自分の文化”を問い直す

獲得できる越境力

世界を相対化する
「越境」の力

自分の世界から一歩外へ出ることで、初めて見えてくるものがあります。ある僧侶が「蝉は春や秋を知らないのに、どうして夏を知ることができようか」と語ったように、ひとつの環境しか知らなければ、それ以外の環境のことがわからないのはもちろんのこと、自分がいる環境のことも本当の意味で理解することはできません。異なる価値観や文化に触れる“越境”は、自分の世界を相対化し、今後の生き方を考える大切な力になります。

私の未来が、動き出す瞬間VOICE挑戦と発見のストーリー。私の未来が、動き出す瞬間VOICE挑戦と発見のストーリー。

  • 岩手県立黒沢尻北高等学校 出身

    抱石 有葉さん

    抱石 有葉さん

    神々の地で学ぶ、日本文化
    を多角的に見る楽しさ

    イギリスへの短期留学経験を経て、「なぜ日本には空間と空間を隔てる文化があるのか」といった生活や文化の背景にある価値観を深く知りたいと思い、このプログラムに参加。今まで訪れたことのなかった「神々の地」出雲でのフィールドワークは、幼少期から関心のあった神話や神社の文化を肌で感じられる貴重な体験でした。現地で八雲の足跡や地域の歴史や信仰に触れ、これまで知り得なかった文化の深さを実感。出雲の風景や習慣の意味を多角的に捉えられるようになり、「見る」姿勢が変わったと感じます。「やってみてから考える」ことでしか見えない景色があります。迷っている人も思い切って挑戦してみてほしい!

  • 淑徳与野高等学校出身

    細沼 優月さん

    細沼 優月さん

    日本人と外国人、その境界を
    越えて視点が
    広がった旅

    西洋中心に学んできた私にとって、「外国人が見る日本」に触れられるこのプログラムは大きなチャンスでした。出雲や鎌倉を実際に歩き、文字でしか知らなかった景色を自分の目で見たとき、明治と現代、日本人と外国人がつながる“越境”を強く感じました。小泉八雲記念館の学芸員さんのお話からは、過去だけでなく未来の文化の関わりまで考える視点を学び、海外の人の見方を含めた多角的な視点が自分の中に芽生えたと思います。疑問を先生と一緒に解決できた経験も自信に。やってみないと何もわかりませんし、いろんな考え方があって当然、間違いなんてない!新しい視点をたくさん得られるこの体験は、これまでの視点を大きく変える一歩になりました。

  • 仙台育英学園高等学校 出身

    日野 詞子さん

    日野 詞子さん

    八雲の世界を追いかけて、
    日本文化を
    この目で体感!

    文学に興味があり、小泉八雲の作品を現地で体感できるこのプログラムに参加しました。城山稲荷神社で八雲が気に入った狐を見比べたり、小泉八雲記念館で学芸員の方から「Open Mind」という言葉で八雲や妻セツについて教わりました。セツが心を開いたからこそ八雲と心を通わせられたこと、「幽けきものに耳を傾ける」という話から、柔軟な感性が世界を広げることを学びました。文字だけではわからなかった文化や情景を自分の目で見て、多角的な視点で日本文化を理解する楽しさを実感。考える力だけでなく、友達や先生との会話や現地体験など、さまざまな方法で学ぶことが大切です。自分の感じたことを大事にして、存分に楽しんでみてください!

伊藤 由希子 先生

担当教員伊藤 由希子 先生

教員Message教員Message

風土に触れ、文化を読み解く力を育てる

出雲で海岸近くの神社を訪れた際、ある学生が「この景色を見ていると、昔の人々や八雲がここに神様を感じた理由がわかる気がします」と話してくれました。その学生は東北の太平洋沿岸の出身で、日本海の風景に触れたことで、土地ごとの環境の違いが多様な文化を生み出してきたことを実感したようです。風土や文化は、そこで暮らす人々の価値観や生き方と深く結びついています。他地域、そして日本という国を理解するうえでも、こうした違いに気づき、視野を広げていくことの大切さを伝えていきたいと考えています。

越境Note学びの中にある「文化のかけら」をのぞいてみよう!

越境Noteちょっと異文化トリップ気分!

出雲ぜんざい

出雲大社の門前町には、ぜんざいを出すお店がたくさんあり、私たちもおいしくいただいてきました。では、「ぜんざい」の語源はなんでしょう? 出雲大社に全国から神様が集まる十月の神在祭にふるまわれた神在(じんざい)餅であるという説があります。出雲の地には、神々が集まる場所であることを感じさせるものが随所にあり、八雲も、その豊かな感性で、それを感じとっていたのでしょう。

プログラム概要情報

他文化からの視線を追体験し、
他文化との接触・越境を再考する

  • 担当教員

    伊藤 由希子

  • 実習先

    島根県松江市・出雲市、神奈川県鎌倉市

  • 費用

    10万円程度