日頃から「食」を軸に探究し、
おいしく安全な商品づくりの
道へ進みました。
- Q.現在の仕事内容を教えてください。
- 家庭用のドレッシングやソースの開発をしています。商品の用途に合わせて、味や物性、外観などを調整し、様々な条件で試作や試験を行います。チームメンバーや商品企画担当者と試作品の試食をしながら意見交換をし、改良を重ねて理想の品位を作り上げていきます。また、試作とは規模も設備も異なる工場でも問題なく製造できるよう、実際に工場に行って、工場の担当者と相談しながら検証をすることもあります。
- Q.大学ではどんなことを学びましたか?
- 幼いころから「食」に興味があり、調理や食文化、食品化学など幅広く学べる食物学専攻を選びました。特に好きだった授業が調理学実習で、実際に食材に触れ、五感で体感しながらおいしさの要素を学べたのはとても良い経験だったなと思います。また、食品衛生学や微生物学の知識は、安全な商品づくりに役立っています。開発の仕事をする上で、ベースとして食の知識を持っているのは今の自分の強みになっていると思います。
- Q.受験生へのメッセージ
- 大学生は自分次第で色々とチャレンジできるので楽しいと思います。私の場合は「食」が好きだったので、「食」を軸に色々な経験をしました。大学では理論的に学び、学外では、飲食店や試食販売員のアルバイト、食育サークル活動などで体感的に食を学びました。また、食物学科は食に興味のある人が多いので、一緒に話題の店に行ったり、料理をしたり、情報交換をするなど、楽しく刺激的な毎日でした。そんな経験が今の自分の糧になっています。