Q本学部*を選んだ理由は?
将来の具体的な目標が定まっていなかった当時、社会に出る際の基盤となる幅広い知識を身につけたいと考え、本学部を選びました。3年次からは額田先生の経営学ゼミに所属し、企業訪問やフィールドワークを通じて「ものづくり」の現場を直に学ぶ機会を得ました。実践的な活動を重ねる中で、「企業の力を決定づけるのは、人ではないか」ということを強く感じました。この経験をもとに、就職活動では「人」に重点を当てて企業を選び、住友商事に入社し、尊敬できる人々に囲まれて仕事をする機会を得ました。仕事を通じて、周囲の人々から多くのことを学び、信頼関係の大切さや、チームで成果を上げることの喜びを知ることができました。その後、転職・結婚・出産を経て、現在は個人で字を書くことに関する仕事をしています。これまでの学びで培ったコミュニケーション能力や信頼関係を築く力は、今でも私のキャリアを支える大切な財産となっています。
*福田さんが在籍していたのは、経済学部経済学科の前身となる家政経済学科です
Q本学部の4年間で得たものは?
ゼミ活動や卒業論文は、自分自身の成長にとって非常に大きな意味を持つ経験でした。特に、何かを最後までやり遂げたという達成感は、就職活動でも大きな武器になりましたし、社会に出てからも自信を与えてくれています。また、ゼミで実際に現地に足を運び、人と直接会うことで、アイデアや新しい価値を生み出すには現場での交流が不可欠であると学びました。さらに、本学での日々を通じて、「女性がトップに立つこと」や「積極的に社会に進出すること」への意識が自然と高まりました。授業を通してキャリア形成やリーダーシップについて深く考える機会を得たことで、自らの未来に対して前向きに取り組む姿勢が身についたと感じています。
Q大学や学部の魅力は?
私は英語が苦手でしたが、先生方は最後まで見放すことなく、常に気にかけてサポートしてくださいました。就職活動の際には、OGの方々が親身にアドバイスをくださり、その温かさに何度も背中を押されました。今でもその際に知り合ったOGの方々に助けられることが多く、感謝の気持ちが尽きません。日本女子大学は、自分の意見をしっかりと持ち、それを発言しながら自ら行動することを大切にする人たちが集まる場所です。そして、そうした努力を全力で応援してくれる文化と土壌があります。この環境で過ごした日々は、私にとってかけがえのない財産です。
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