皆さまにおかれましては如何お過ごしでしょうか。夏休みを終えて園児、児童、生徒、学生の皆さんが附属校園や大学の学舎（まなびや）に戻り、活気ある新たな学期が始まりました。
デジタル版第1号となった前回のVol.277に関して、皆さまから色々なご意見やご感想を頂戴し、御礼申し上げます。そのご意見を参考に今回も日本女子大学の多様な側面からの学園の取り組みや活動をお届けします。
引き続き皆さまからのご意見をいただきながら、「学園ニュース」を育てていきたいと考えております。また、学園の今を発信する各種ソーシャル・メディアもご覧いただけますと幸いです。
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蝉の声が鳴り響く8月上旬。雲ひとつない青空に向かってそびえ立つ立派なキャンパスが印象的な帝京大学を訪れました。今回お話を伺ったのは、帝京大学国際交流センターに勤務されている本橋楓さんです。日本女子大学で過ごした学生時代から現在のお仕事のことまで盛りだくさんにお話していただきました。取材から感じられたのは、日本女子大学での学びを今に活かしていらっしゃることと、お仕事への情熱でした。
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6月19日（日）に第一体育館にて寮生22名が参加して「いづみ祭」が開催されました。
潜心寮・泉山寮はリノベーション工事およびコロナ禍による2年間の休寮を経て、2021年度に再開寮しました。いづみ祭（スポーツ大会）は学寮伝統の行事ですが、4年ぶりの開催のため、先輩からの引継ぎがない中、競技内容やスケジュールなどを一から寮生が企画・運営しました。感染防止の課題もありましたが、一つひとつ解決して開催に繋げました。体育研究室に会場、用具をお借りし、また、安全な競技運営についてご指導いただきました。
当日は藤井学寮委員長のご挨拶に始まり、全員でラジオ体操、泉山寮・潜心寮対抗でソフトバレーボール、バスケットボール、二人三脚障害物競走、フットサルを行いました。元気一杯の白熱した試合、応援ぶりでした。昼食は女子大創立当時よりある近隣のお店より取り寄せ、黙食ではありましたが、輪になっての楽しい昼食となりました。午後の競技を終え、久保田学寮委員のご挨拶で閉会しました。
対面で交流する機会が少ない中、学寮全体でのイベントを寮生が企画・実施し、今後の自治活動に繋がる「いづみ祭」の復活となりました。
附属高等学校では、教科の授業以外に「プラスαの学び」を展開しています。今年の4月に本学園とエデュケーション・ニュージーランドが締結した「教育協力に関する協定」をきっかけに、4つの柱のひとつである「国際理解教育」の一環として、本校生徒10名が「起業アイデアソン：BizVenture2022」プログラム（主催：エデュケーション・ニュージーランド）に参加しました。
本プログラムは、7月28日（木）から31日（日）までの4日間、ニュージーランドと日本をオンラインで結び、両国の高校生が交流する形で実施しました。本校に加え、早稲田大学本庄高等学院から5名、早稲田大学高等学院から5名が参加し、学校混合チームでのプレゼンテーションに挑みました。高校対抗ではなく、初対面の人と共同作業をして多様性を楽しむことも、本企画の学びのひとつでした。
各チームはニュージーランドのクッキーブランド「Cookie Time」商品のビジネス戦略を検討し、最終日に大使館でのプレゼンテーションを行いました。参加後生徒からは「ニュージーランドに行きたい、英語をもっと学びたい」「マーケティングなどを学んでみたいと思った」などの声が聞かれ、盛況に終わりました。
本校では約30年前からニュージーランド語学研修の実績があり、同国は大変親しみのある国です。今後も国際理解を推進するべく、本校生徒が同国と交流できる機会を創出していきます。
6月23日（木）、成瀬先生が164歳のお誕生日を迎えられました。
子どもたちが書いたお手紙やお花、絵などのプレゼントがたくさん集まり、遊戯室が華やかな誕生日会場になりました。年長組が、成瀬先生の好きな食べ物を調べて大きな絵本にしてみんなに教えてくれたり、長く繋げた輪飾りや粘土で作った大きなケーキも紹介したりしてくれました。年中・年少組も目を輝かせながらお話を聞き、みんなで嬉しい誕生日をお祝いしました。成瀬先生はこれからも温かく、幼稚園と子どもたちを見守ってくださることでしょう。
成瀬先生の好きな食べ物
７月14日（木）、年長組の「夏の保育」を行いました。
タイトルは「どきどきわくわく楽しい冒険」に決定！子どもたちから出てきた魚釣り、的あて、くじ引き、ジュース屋さん、ゲーム、ダンスなどの案を保護者の方が運営してくださいました。当日子どもたちは、各コーナーを回り、思わず泣いてしまうほど怖いお化け屋敷も、勇気を出して挑戦しました！持参したお弁当を食べ、その後のお楽しみも大盛り上がり！コロナ禍で２年ぶりの開催となりましたが、特別な思い出ができました。
笑(show)タイムのはじまり～！！
砂場は面白い！
子ども達が大好きな砂場。「工事しよう」と掘っていると、輪ゴムが埋まっているのを発見！「宝物かもしれないよ。」とわくわくしながら掘っていくAくん。普通の輪ゴムも砂場から出てくると素敵な宝物になりました。その横ではBちゃん達がジョーロで水をかけていると泡ができてきました。「見て！泡ができたよ」と泡が立つことを発見！シャベルで泡を掬って砂のアイスの上に乗せ、ふわふわアイスの出来上がり。
暑い日差しが降り注ぐ園庭ですが、砂場はキウイの木陰で涼しく、毎日さまざまな発見をしている子ども達です。
私たち112回生は、7月13日（水）から15日（金）まで軽井沢夏の学校へ行って、3年ぶりに三泉寮での共同生活を行うことができました。
初日は、成瀬先生の胸像の前で決心の集いを行いました。2日目は、野鳥の森へ行き、五感で自然を感じることができました。夜はキャンドルサービスを行い、皆で火を囲み、心を合わせ歌を歌いました。最後には先生方からのサプライズの花火があり、笑顔のあふれる夜となりました。最終日の報告の集いでは、3日間で感じた事を成瀬先生に伝えることができました。
ここでの経験を今後の生活に生かしていきたいです。（6年 児童）
決心の集い
7月20日（水）、21日（木）に、学校宿泊体験がありました。1日目は起しん車の体験や災害用トイレの制作、2日目は消火器やAEDの使い方など、たく山の事を学びました。夜は皆でねぶくろでねます。床はゴツゴツ痛く、身動きがとれないね心地の悪さを知って、災害時はいつもとちがうのだと実感しました。
無事に二日間を終えて、災害時の行動や心がまえが分かり、また災害を身近な事として想ぞう出来る様になりました。自分の命を守るための勉強がしっかり出来たと思うので、この経験を忘れずに、万が一の時もあわてず行動出来る様にしたいです。（4年 児童）
起震車体験をして
今回の軽井沢三泉寮生活では、三泉寮の歴史や成瀬先生のお考えについて校長先生にお話を伺い、「正義」をテーマに話し合いました。 成瀬先生は、キリスト教の牧師であったにも関わらず、キリスト教ではない学校を創設なさったというお話を伺いました。私たちは、女子教育の自由な発想と個人の意見を持つ大切さを感じました。
また正義とは、簡単に定義できるものではないことを、個人の意見を尊重しながら皆で話し合う事で実感しました。今回、三泉寮生活をしたことで、自分なりの正義を皆見つけられたと思います。（1年 吉田有希）「1年軽井沢三泉寮生活 7月21日（木）4・5・6組、7月22日（金）1・2・3組」
成瀬先生へのご挨拶
校長先生のお話し
今回の歌舞伎鑑賞教室は、授業や事前講義などで理解を深めたうえで臨みました。内容はもちろん面白く、実際に見に行かないと分からない迫力や臨場感などを改めて実感できて、とても実りのある鑑賞教室となりました。
演目は「彦山権現誓助剣―毛谷村―」でした。舞台上のセットからは、藁などの香りがし、演目の世界に入り込むことができました。始まる直前には演目についての解説もあり、歌舞伎初心者の私達も、内容を理解し楽しむことができました。今回見たのは、毛谷村という一場面だけだったので、いつか他の場面も見たいです。（2年 髙橋里奈）「歌舞伎鑑賞教室 6月11日（土）実施」
鏡獅子の像の前で
今年度の運動会は、新型コロナウイルスの対策をしながら３年ぶりに３学年が揃い、例年に近い形で開催することが出来ました。最終的な結果は、３学年の合計得点で決まるため、他学年の競技中も上級生・下級生関係なく沢山の声援が響いていました。
各学年による表現運動・競技がある中で、最も盛り上がったのは、最後に行われた各クラスの代表生徒による選抜リレーです。クラスの代表として、優勝に向かって全力でバトンを繋ぐ姿は、勇往邁進の活躍でした。私は運動会での沢山の笑顔に達成感を感じ、皆で協力する喜びを改めて実感しました。（３年 渡邊レイ）「運動会 6月4日（土）実施」
3年リレー 緊張のスタート
5月29日（日）快晴の空が広がるグラウンドで運動会が行われました。
運動会実行委員会は、無事にそして楽しい運動会を開催したいという強い思いを胸に走り続けてきました。その道のりは決して楽なものではありませんでしたが、生徒が一生懸命に取り組む姿を見て、今までの努力が形になったことを実感することができ幸せな気持ちでいっぱいでした。
運動会を終えることができたのは、ここまで支えてくださった多くの人々の協力のおかげです。本当にありがとうございました。（運動会実行委員長 3年 中重舞美）
開会式
6月29日（水）に、芸術鑑賞会でヴァイオリニストの千住真理子さんにヴァイオリン演奏をしていただきました。前半は有名なクラシック音楽を、後半は世界の民謡などを聞きました。300年前に作られた歴史あるヴァイオリンから響く音色は、一つ一つの音が美しく心に響きました。現在なかなか海外に行けないため、音楽で世界一周した気分を味わって貰いたいという千住さんの思いが演奏を通して伝わりました。音楽が持つ人々を魅力し感動させる力と、演奏する人の思いが組み合わさった演奏を聞き、改めて音楽の凄さを感じることが出来ました。 （文化部行事係長 3年 椎津綾香）
アンコールにもお応えいただきました
7月20日（水）から22日（金）まで全20クラブが参加し、合同強化練習㏌西生田を行いました。新型コロナウイルス感染拡大により宿泊合宿ではなく合同強化練習という形での開催となりましたが歴史ある合同合宿の精神を受け継ぎ、3年ぶりに実施することができ大変嬉しく思っています。合宿マネージャーを中心に各クラブが協力し、励まし合いながら校内で活動しました。在校生は合宿を経験していない中での実施だったので不安なこともありましたが、大きな怪我無く3日間を終えることが出来ました。先生方、コーチの方々をはじめ合同強化練習に関わって下さった全ての皆様に感謝申し上げます。（クラブ連盟委員会 委員長3年 猪狩千鶴）
開館している日は原則毎日、その日の開館時間やラーニング・サポーターの相談時間をTweetしています。ミニ講座等のイベント開催や、電子書籍の紹介などもお知らせしています。
LibrariEはスマートフォンやタブレット、PCで読める電子書籍です。気軽に読める小説や実用書などを揃えており、本学の通学課程の学生であれば、来館しなくても一度に1冊を1週間借りることができます。後期は、9月26日(月）より図書館内に購入候補リストを掲示し、入館者の皆さんに希望する図書を選んでいただきます。ぜひご参加ください。
7月30日(土)～8月28日(日)、『19世紀の家事・料理書』と題して図書館玄関ホールで本学所蔵の貴重書を含む展示を行いました。オープンキャンパスで来校した受験生の皆さんにもご覧いただくことができました。引き続き、さまざまな企画を通じて図書館の蔵書をご紹介していきます。
生涯学習センターのトップページです。新着情報やパンフレットを掲載しています。
各講座のご案内を掲載しています。2022年度後期講座は、9月26日（月）から申込受付を開始します。
10月8日（土）10：00 ～15：30 共催：日本女子大学
卒業10年目の方々には個別にご案内をお送りしております。学科別の先生方や旧友との懇親会や講演会等様々なイベントが用意されています。どうぞご参加ください。
詳細はこちらから
日本女子大学の創立、また同窓会組織である桜楓会設立の財政基盤を作り支えた広岡浅子氏ゆかりの大同生命保険株式会社が、本年創業120周年を迎えます。これを記念し大阪で特別企画が開催されています。貴重な展示を是非ご覧ください。
昨今たびたび耳にするようになった「ヤングケアラー」という言葉ですが、その実情はわからないことが多いのではないでしょうか。第一線で活動する堀越栄子氏を講師にお迎えして開催します。まずは知ることから始めてみませんか。
2022年7月21日（木）、キャリア支援課と国際交流課の共催による全学年向けイベント「国際機関で働くOGに聞く」が開催されました。
今回は、日本女子大学文学部国文学科（現日本文学科）の卒業生で、現在は国連食糧農業機関ローマ本部 評価オフィスの評価担当として活躍されている矢吹七重さんをお招きし、学生に向けて講演をしていただきました。
Vol.277 2022.06
